顔とボディでケア方法を変えよう

まず、お肌ケアのために知っておきたいのは、お肌のメカニズム。
肌は、皮下組織、真皮、表皮の3層でできています。
実は、表皮と真皮の厚さは、0.4から1.5mm程度と極薄。
この薄いデリケートな肌を傷つけないように、やさしくケアしてあげることがお肌のケアでは、必要となります。
表皮には、15層程度の角層が積み重なったものがあり、肌の水分調整をする役割をしています。
また、外的刺激から守るという大切な役目をおぎなっているのも、この角層部分。
表皮の下にある真皮は、タンパク質であるコラーゲンや水分を含んだヒアルロン酸などの組織から成っています。
皮脂腺や汗腺などもこの真皮にあり、肌の保湿という意味で大きな役割を担っています。
表皮の奥にある基底層では、毎日新しい細胞が生まれています。
そして、その細胞はのちに角層細胞となり、垢となり、はがれ落ちるという皮膚のサイクルがあります。
皮膚のターンオーバーと言って、サイクルは約30日間。
健康なお肌には欠かせないサイクルとなっています。
肌ケアの目的は、このターンオーバーのリズムを整えてあげること。
お肌ケアの基本は簡単。洗浄、保湿、UVケアなどがありますが、どれもシンプルなケアで大丈夫です。
汚れや余分な皮脂をシャワーやお風呂で落とし、その後にはきちんと保湿をしてあげること。
かんたんなケアでも、お肌には十分効果がありますので、ぜひ毎日続けたいですよね。
とくに、日常生活で気をつけていきたいのは、保湿ケアとUVケア。
UVケアに関しては、意外と怠っている方も多いようです。
紫外線が多い時期だけではなく、一年を通して行うことが健康な肌づくりには大切なので、忘れずに行いたいですね。
肌には、加齢とともに弱まるバリア機能や天然保湿因子もあります。
健康なお肌のために、ぜひ私たちができることでサポートをしてあげましょう。